こんにちは。占星術のLilyです。
自分でホロスコープを読んでみようのシリーズです。
次のステップは惑星を知ることです。
ASTRO DIENSTASTRO .COMなどの無料ホロスコープのサイトを活用してネイタルチャート(出生図)を出してみてね。生年月日、出生時間、生まれた場所を入力するとあなたのホロスコープが簡単に出せますよ。
惑星の種類
西洋占星術において10惑星とは、月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星のことを指しています。
天文学上では太陽と月は衛星、冥王星は準惑星ですが、西洋占星術では惑星として扱います。
この10個の惑星の性質がそれぞれに関わりながら私たちひとりひとりの能力や性格を作っていると考えられているのです。
自分の中に10個の惑星があるようなイメージをするととっても捉えやすいですよ。
それでは惑星の特徴を見ていきましょう!
太陽 Sun
太陽はその人の人生の目的意識を表しています。意志や行動を象徴しています。
星座占いはほとんどが太陽星座ですので、何となく自覚していることがあるのではないでしょうか。
チャート内では夫を表すこともあります。
惑星をチームに例えたらリーダー的立ち位置の存在です。
そして太陽と月は惑星の中でも最も重要で、太陽と月のことをルミナリーズやライツなどと言います。覚えておきましょう!
月 Moon
月はあなたの感情を司っています。安心して居心地の良くいることができるプライベートの自分。
ここ最近人気の月星座でチェック済みの方も多いと思います。
太陽と同じくとっても重要。月は無意識の自分なので全てのベースになっているからです。
チャート上で月は妻や母を表すこともあります。
月は2.5日でサインを移動するので、気持ちも変わるのが納得できますよね。月の動きに同調してリラックスする方法を取り入れていくと生きやすくなります。
水星 Mercury
水星は知性を象徴しています。コミュニケーションや言葉、勉強の仕方やスペックなども表している星です。初等教育や兄弟姉妹をみることもできます。仕事も象徴しています。
ネガティブな面はゴシップや噂話など。
太陽の目的を果たすために使うツールのような役割もあります。
金星 Venus
金星は美やロマンス、お金を象徴する惑星。女性には恋愛感が表れます。
16歳から25歳くらいまでが年齢期でこの時期に情緒が豊かに育ちます。女子高生や女子大生だった頃、恋愛でドキドキしたあの感じを思い出してみて♡
恋愛だけでなく芸術性の高い美しいモノや、キラキラしたモノ(お金もね!)に心が動くことも示しています。金星はわかりやすいですね。
チャート上では男性から見た彼女的存在やタイプを表します。
火星 Mars
火星は意欲、情熱、欲望、怒りを象徴しています。良く出るとやる気があったりエネルギッシュ。行動を起こすのも火星のエネルギーです。
悪く出ると、すぐキレたり攻撃したり。イライラするポイントもわかります。
チャート上では女性から見た彼氏的存在や好みの男性のタイプを表します。
木星 Jupiter
木星はラッキースターで拡大や発展を象徴しています。ネイタルチャートではどんなところで幸福を感じるか、発展するかを読みとることができます。
意識して過ごさないと太ったりカラダが拡大することもあるそう。それも幸せの証拠ではあるんでしょうけどね。
また公転周期が遅く一つのサインを動くのに1年かかることから、その年の年運をみることもできます。
土星 Saturn
土星は制限、試練を象徴しています。何だかとっても厳しくて嫌だな…と思ってしまいますが、土星は私たちを定期点検してくれているのです。安定は土星がキーとなります。かなりの経験豊富な年長者のイメージです。
上手く使うことで、社会的成功を成し遂げる手助けをしてくれる星。
天王星 Uranus
ここから先の星はトランスサタニアンといって肉眼では見えません。望遠鏡が発明されたのちの近代になって発見された星たちです。
トランスサタニアンはゆっくり回るので公転周期が長く、同世代は同じサインです。いわゆるジェネレーションギャップはこれからきているんです。
天王星は革命やテクノロジーを象徴しています。自転軸が極端に傾いていてエキセントリック。人生に変化を起こしたり、個として自由な道を模索する星。
個性的で変わり者の人を表したりもします。
海王星 Neptune
夢、妄想、不注意を象徴。潜在意識の中でその人をコントロールしているのが海王星の役割り。感性が豊かでスピリチュアルにも縁があります。本来の夢を自覚している人なら、芸術性や創造性に気づき発揮できるように導いてくれます。
悪く出るとドラッグやアルコール依存なども。
冥王星 Pluto
破壊と再生を象徴しています。太陽系の中で最も遠い天体。破壊力もあるけど、底力もあります。さらに全く新しいものになりたいという欲求を表します。
惑星の記号
星を使いこなす
西洋占星術では「星を使う」という表現をよく聞きます。
これは、自分のホロスコープの惑星を受け入れて、上手に人生に活かして生きるということ。
ピンとこなかったり自覚がなかったりすると、星を上手く使えていないかもしれないのです。
私の娘はMC付近に太陽があって、破壊と再生の星である冥王星とオポジション(向かい合った)の角度をとっています。社会で成功したい。という太陽が常に冥王星に見張られている関係なのです。
この場合、向上心を持って自分らしく妥協しないという生き方が星を使っていると言えます。
自分で使いこなせない場合、その惑星を象徴している人に使われてしまうことがあるのです。
とは言っても人で星を使われても良い例もあります。例えば政治家の奥様がMCに太陽が重なっていたとしますね。仕事や社会的立場で成功しやすいホロスコープなのに彼女は主婦です。太陽を夫の成功で使えている。そんな感じです。
そもそも自分のチャートの星を知らなければ、星を使いこなすことはできないのですけど。
自分のホロスコープを知っていると人生のポテンシャルが上がると思いませんか?
だから私は占星術が好きなのです。
あなたも占星術に興味を持ってくれたら嬉しいです。
Lots of Love,
Lily