こんにちは。占星術家のLilyです。
占星術に特別興味を持っていない人でも気になってしまうのが新月と満月。
私たちは月から大きな影響を受けています。
海の満ち引きや、女性の生理周期、感情までも、月はいつも私たちと密接に関わっています。だから自分の月を知ることは、自分の体調や心の変化を理解しやすくなります。
アメリカの占星術研究家のディーン・ルディヤーが提唱した月の満ち欠けを使った「ルネーション占星術」という占星術もあるくらい。
占星術において太陽は「人生の目標、なりたい自分」、月は「プライベートの自分、ありのままの自分」を表します。月を大切に生きることは、リラックスして安心した状態で過ごすということ。
月相とは月の満ち欠けのカタチのこと。ムーンフェイズとも言います。月と太陽の角度によって月相は変わります。そして月相は8タイプあり、その人のパーソナリティを読み解くことができます。
自分の月相を知って、月と調和して生きる方法を手に入れましょう!
月が私たちに与える影響は?
月は地球から一番近い天体です。惑星のエネルギーは月を介して私たちに降りてくると考えられています。特に女性は、月の影響を実感している人も少なくないはずです。
満月の日は、地球から見て月と太陽が真逆に位置しています。そのためエネルギーが引っ張り合うので緊張感があり心が落ち着きません。満ちてパンパンになっている状態です。私の場合は、体が一番むくみやすい時期だったりします。
満月の日は、不思議な感覚になったことはありませんか?
興奮状態にもなりやすいので満月は出産も多いのです。イライラしたり心がソワソワしたりすることは月の影響を受けていることも考えられます。
その逆の新月は、太陽と月が重なる日。影から光に移行していくので何かをスタートさせたり、願い事をしたりすることに向いているタイミングです。
自分が生まれた瞬間のホロスコープは、どんな月の満ち欠けの日だったかを知ることで、自分のタイプがわかります。誰もが必ずしも新月に調子が良いわけではありません。自分の月相に合った時期が、自分らしくいられる場合もあるのです。
月のサイクル
月齢とは新月をゼロとして何日過ぎているかを表しているものです。
月齢が7前後だと上弦の月、15だと満月、22だと下弦の月と行った具合です。
厳密に言うと、月齢と満ち欠けが完全に一致しているわけではありません。
それは、新月から次の新月までの日数は約29.53日で、月の公転周期は27.32日だから。その間を取ってムーンフェイズ(月相)は28に分けられているのです。
月は新月→上弦の月→満月→下弦の月→新月…とサイクルを繰り返しています。
あなたの月相はどのタイプ?
ネイタルチャート(出生図)で、太陽と月の角度からムーンフェイズを導き出すことが出来ます。あなたのチャートの太陽と月の場所をチェックしてみましょう。太陽から反時計回りで月までの度数があなたのムーンフェイズとなります。
ASTRO .COMなどの無料ホロスコープのサイトを活用してネイタルチャート(出生図)を出して見ましょう。自分のネイタルチャートで月相をみてみると月の動きが理解しやすいです!
また、ネットで『月齢カレンダー』と検索してみると、月齢カレンダーがすぐに調べることができるサイトが出てきます。そこで生年月日を入力するだけで自分の月齢(月の満ち欠け)を知ることができます。
ニュームーン(新月)
月齢 0-3 / 太陽から月の角度(反時計回り) 0~44度
(占星術では太陽と月がコンジャンクション/0度が新月です。)
満月に向かって走り出すように生まれたての赤ちゃんのようなピュアでストレートな人。
クレセントムーン(三日月)
月齢 4-6/ 太陽から月の角度(反時計回り) 45~89度
若くて初々しい無邪気な少女のイメージ。遠慮がなく、周りから可愛がられるタイプ。
ファーストクオータームーン(上限の月)
月齢 7-10 / 太陽から月の角度(反時計回り) 90~134度
(占星術では上弦の月は太陽と月がスクエア/90度のアスペクトを取っているときです。)
満月に向かって半分満ちた状態に生まれました。行動力があって情熱的。乗り越えていくエネルギーがあるので葛藤に打ち勝つことができる人。
ギバウスムーン(十三夜月)
月齢11-14 / 太陽から月の角度(反時計回り) 135~179度
もう少しで月が満ちる前。完璧に向かって仕上げたり、目標に向かって押し進むことが得意な人。
フルムーン(満月)
月齢15-18 / 太陽から月の角度(反時計回り) 180~224度
(占星術では太陽と月がオポジション/180度、向かい合ったアスペクトです。)
満たされた月のように華やかで目立つ存在。美意識が高く人から見られることを意識することが特徴。影響力を与える人です。
ディセミネイティングムーン(種まき月)
月齢19-22 / 太陽から月の角度(反時計回り) 255~269度
満月で成就したことをさらに発展させるため、他者へ与えることができる。精神的にも物質的にも尽くし、それが自分の幸せでもある人。
サードクオータームーン(下弦の月)
月齢23-25 / 太陽から月の角度(反時計回り) 270~314度
占星術では太陽と月がスクエア(90度)のアスペクトですが上弦の月と意味が変わってきます。
光と闇のハーフ。冷静でクール。落ち着いていて保守的なところもある人。
バルサミックムーン(鎮静月)
月齢 26-29 / 太陽から月の角度(反時計回り) 315~359度
見えないものに価値を見出し白黒はっきりさせず、ミステリアスで謎めいている雰囲気がある人。
まとめ
月はおよそ2.5日でサイン(星座)が変わります。28日で地球を一周してこのサイクルを繰り返します。
自分の月相を知って、ひと月の月のリズムに合わせてプランも立ててみましょう。
例えば月相がサードクオータームーンの人は、下弦の月のタイミングの時が月に一度の自分の生まれた時の月の状態に戻るわけですから調子がよかったり、メンタルが落ち着いたりするのです。
何かをスタートさせたり、大切なものを購入する時に、自分の月相の日に合わせるのも良いですね!
月星座はその人のプライベートを表しているのですが、月星座を無視して太陽星座ばかりを意識して生きていたら、本当の自分を置き去りにしてしまいます。
月星座はもちろん、月相を知って、さらに自分のことを大切にしてあげましょう♡
Lots of Love,
Lily