自分の出生ホロスコープを知ると、自分の持っている性質を生かすことができます。
なぜなら、出生ホロスコープは自分を知るツールだからです。
生まれた瞬間の空の星のエネルギーが映し出されています。
私たちは、星の影響を受けています。ポジティブな星のエネルギーを知っていたら、意識して生かしたいですよね?
これを「星を使う」とか「星を使いこなす」と言います。
良い影響のある星の配置のひとつに、グランドトラインというエネルギーの形があります。
グランドトラインは、調和の角度をとっている星同士、同じエレメントで作られた三角形を形成します。星のエネルギーがスムーズに循環します。
エレメントとは、自然界にある火・地・風・水の四元素のことです。
それぞれのエレメントが持っているエネルギーがスムーズにまわります。
同じエレメントでもそれぞれの星座の行動パターンが違うので助け合って働くと考えられています。
牡羊座・獅子座・射手座でできた火のグランドトラインは、行動や精神性のエネルギーがスムーズ。
牡牛座座・乙女座・山羊座でできた地のグランドトラインは、物質に恵まれたり感覚のエネルギーがスムーズ。
双子座・天秤座・水瓶座でできた風のグランドトラインは、思考や自由性のエネルギーがスムーズ。
蟹座・蠍座・魚座でできた水のグランドトラインは、感情や思いやりのエネルギーがスムーズ。
これが出生ホロスコープで形成されていると、そのエレメントのテーマで幸運や援助が得られやすいのです。
注意したいことは、オートマチックにエネルギーが循環するので、当たり前過ぎて無自覚な場合もあるということ。エネルギーがまわるので、そのエレメントの性質が過剰に出てしまうこともあります。
反対に、人生が平穏で乗り越える力が欠けてしまうこともあります。
星のエネルギーを意識して使えば良いのです。
自分のホロスコープにグランドトラインがなかった場合でも、シナストリー(相性図)やトランジット(進行図)のチャートを重ねてグランドトラインができることもあります。
組み合わせ次第で、良いエネルギーが作ることができるのです。
例えば、永遠のファッションアイコンであるジェーン・バーキンとフランス1モテ男と言われていたセルジュ・ゲンズブールのシナストリーには、ふたつのグランドトラインが形成されています。
フランスを代表する大恋愛カップルは、星のエネルギーも影響していたのかもしれませんね。
Embed from Getty Imagesひとつは、感情のエネルギーがスムーズな水のグランドトライン。
バーキンの魚座金星と木星のコンジャンクション(星が重なっていること)が、セルジュの魚座の金星、蟹座の冥王星とグランドトラインを形成します。
ふたりの間に感情が豊かなエネルギーが流れます。金星は愛の星です。ふたりの金星と、変容の星である冥王星でできたグランドトラインは、運命を感じさせます。
愛し方が似ていてお互いの魅力を引き出し合います。セルジュはバーキンを惜しみなく愛します。金星はお金やファッションも象徴しますので、オシャレで富ももたらせたエネルギーだったかもしれません。
もうひとつは、火のグランドトラインです。
バーキンのコンジャンクションした射手座太陽と火星、そして獅子座冥王星が、セルジュの牡羊座太陽とグランドトラインを形成します。行動的でアグレッシブなエネルギーがふたりの間に循環します。
太陽は人生の目的を象徴します。
生きる目的が同じで困難も一緒に乗り越えるエネルギー。セルジュはバーキンによって生き方が変わったかもしれませんね。
他にもこのふたりのシナストリーは、運命的な重なりもあるのです。
人生に大きな影響力を持つ星のエネルギーがあるのです。自分のホロスコープを知らないと性質がわかりません。
出生ホロスコープで自分の好きなところを探しましょう。
そして、人生に生かしていきましょう。
Lots of Love,
Lily