(こちらは2022年1月16日にnoteにアップした記事をお引っ越しさせました。)
キロンって何?という方はこちらの記事をお読みください。
私には大学4年生の娘がいます。
仲良しの親子と言われているのですが、娘は私と正反対の性格で、長所と短所が真逆という感じです。
なので、娘の考えていることもわからない。
普通こうでしょ、ということがお互いに違うのです。
娘のネイタルチャートも複雑で
占星術を勉強し始めた頃
先生に、「初心者では読むことが難しいホロスコープ」と言われました。
私の常識は娘の非常識なので
「なぜ、私が言ったとおりにしないの。」と意見が合わないこともしばしば。
私は20代の頃、離婚してシングルマザーの時期がありました。
だから娘には私のような人生を送って欲しくないと思っていたのです。
それを根底から覆したのが娘の就職活動。
私は、「これからの時代は軽やかに好きに生きたらいい。娘が好きな職業について欲しい。」と思っていたものの、期待もしていました。
娘はベンチャーを受けたいと言っていたのですが
私は想像していたのはユニコーン企業だったのです。
娘が内定をもらってからは正直悩んでしまいました。
娘の大学のお友達は、全員が大手企業に内定が決まっていて、どうしても比べてしまっていたのです。
好きな人生を歩んでほしい、でもなんか就活が失敗したような気持ちになる。
ザワザワ…
「もっと親としてできることはなかったのか。」と後悔し始めたのです。
でも、占星術の小惑星キロンを学んだ時にわかったのです。
それって私のコンプレックスだったってこと。
私のキロンは10ハウスにあって社会的な地位に対しての傷があった。
周りのママ友はご主人が超エリートで、私の再婚した主人は9歳も年下で出世までまだ時間がかかりそう。私自身も社会人として大した成功をしていない。
なんか恥ずかしい…
そんな気持ちが根底にあったのです。
自分はフリーランスとして自由に生きる道を選んだと言うのに
自分のことは置いておいて、人の目が気になっていたのです。
それを娘に反映させていた。
「私は私、失敗だと思っていた人生だったけど失敗ではなかった。」と
自分のコンプレックスを知ったことで、自分を認めてあげることができました。
娘のキロンは2ハウスにあって自己肯定感が低い傷。
「ママのせいで自分に自信が持てなくなった。」と泣きながら人生初の大爆発。
この一件をきっかけに、私は娘にも自分にも深く向き合う機会となりました。
その後、キロンを克服したかのように
娘は別人のように声のトーンが変わりました。
先日、娘は5年間働いていた某カフェのバイトの最終日でした。
(1年留年しているので5年もバイトしたという。意外とやんちゃ。)
夜中に偉そうにタクシーで帰ってきて、荷物が持てないからマンションのエントランスまで迎えに来いと。
大きな7、8個のショッピングバッグの中には沢山のプレゼントと沢山の花束たち。
数十人のお友達やお客様が会いにきてくれたそう。
バイト漬けで遊んでばかりで努力もしていないように見えていたけど、たくさんの仲間に囲まれてたくさんのことを経験していたんだな。
彼女には彼女だけの人生のストーリーがあったんだ。
当たり前のことなんですけどね。改めて気づきました。
娘を通して、私が親として成長できたかもしれません。
と、月蟹座の影響なのか
しみじみ家族のことを尊く愛おしく感じました。
蟹座のキーワードは、家族、母性、家、感受性、安らぎ…など。
1/18は蟹座満月です。
家族と過ごしたり、離れて暮らしている家族のことを思ってみたりすると、
感謝や気づきが生まれてくるかもしれませんね。
Lots of Love,
Lily