こんにちは。占星術師のLilyです。
今日はずっと気になっていたココシャネルとクリスチャンディオールの相性について。
占星術の良いところは、出生図から自分を知ることができることと、星のエネルギーを使って生かすことができるところです。
相性図は知ることで、より良い関係性を築くために星のエネルギーを使うことができます。
シャネルはディオールのことが気に入らなかったそうです。ディオールの服のことを「建築物」と言っていたそう。
本当にそうだったのかはわかりません。歳も22歳も離れていましたし。
本心だったら出生図に表れているはずです。
昨年開催されたシャネルの美術展とディオールの美術展では、当時のドレスを観ることができたのですが、世界観が全く違いました。
ドレスからか醸し出ているエネルギーの違いがわかりました。
シャネルは女性の自立、ディオールは女性らしさを追求したファッションでしたから当然かも知れません。実際にシャネルのドレスからは圧倒されるようなパワフルな、ディオールのドレスからは軽やかなエネルギーを感じました。
生まれ育った環境も違います。
シャネルは孤児院、ディオールは裕福な家庭で育ちました。
華の都パリの時代にトップに君臨していたシャネルとディオールは常に比べる対象だったのでしょう。
出生図から検証してみたいと思います。
深くチャートを知りたい方は、お先に出生図の記事をご覧ください。
シャネルとディオールの相性図
シャネルの太陽は獅子座で共有を表す8ハウス、月は魚座でお金や物質を表す2ハウスにあります。エレメントバランスが良く偏りはありません。月は他の天体と厳しい角度をとっているので、心から休まるときが少ない人だっかかも知れません。
行動パターンは柔軟性がありますが、まわりに流されやすいところがあります。
ディオールは、太陽は水瓶座で知性を表す3ハウスにあり、月は蟹座で哲学や精神世界を表す9ハウスに。満月生まれで目立ちます。エレメントは火が少なく水が多いので感情豊かな性格です。行動パターンはバランスが取れています。
チャートの星の関係で、一番強く引き合うのはコンジャンクションといって、天体同士が重なっている状態です。
シャネルとディオールのシナストリー(相性図)は、コンジャンクションが多くひと目で縁が強いとわかります。
実際にのお付き合いの程度はわかりませんが、パリのファッションを引率するメゾンとして、お互いのエネルギーが影響し合っていたことは確かでしょう。
運命やご縁を表すシャネルのドラゴンヘッドには、ディオールの火星が重なり、成功を表すポイントのMC上で重なります。ディオールのMCには、シャネルの金星が重なります。
お互いの成功のために、切磋琢磨する活力や美意識がうまく作用していたことがわかります。
そして、シャネルのアセンダントには、ディオールの変化の星である天王星が重なります。
これだけアングルに重なるので、縁があるとわかります。
天体同士のコンジャンクションでは…
シャネルのパラスにディオールの木星。
シャネル木星はディオールの月と重なり、そして木星同士はトラインの調和の角度です。
シャネルの純粋さはディオールによって発展していったこともあったのかもしれません。
シャネルの魚座の月に、ディオールのリリスとジュノーがコンジャンクション。
シャネルの出生図では、魚座月はハードアスペクのみで、心の安らぎは感じにくくディオールの主張が目障りだったのかもしれません。
今回はコンジャンクションだけを取り上げてみましたが、ファッション界を代表するデザイナー同士の運命の引き合いだったかもしれませんね。
相性図のまとめ
相性図は、ご縁や関係性が明らかに表れています。
出生図の目立っている天体に絡むと影響は増長します。
シャネルのいつも心が休まらなかった月に、ディオールのドラゴンテイルが重なることは、常に心が揺さぶられていたのでしょう。
相性を知ることは、人間関係の構築に役立ちます。
ネガティブなことは受け入れて、良い意味で諦めて受けれましょう。ポジティブなことを知ると確信に変わります。
これが星を使うということです。
もしかしたら、シャネルもディオールも占い好きだったので、お互いの相性はチェック済みだっったかも知れませんね。
Lots of Love,
Lily